恋愛”以外”の別れ話アンソロジー『わかれについてのエトセトラ』について

 たいへんどうでもいいことなんですが、本日(11月27日)が誕生日でございます。
 例年は秋の文学フリマ東京も終わって一段落したところで誕生日を迎えていたのですが、今年は正直イベント直前でバッタバタ、まったくそれどころじゃない! ケーキも後日だ!
 そんなわけで、ひとつ祝ってやろう……という心優しいみなさま、プレゼントだと思ってこの記事を最後まで読んでいっていただけると嬉しいです。よかったら拡散もお願いします(すぐつけ上がる……)

 すぐ前振りが長くなるな……告知の本題です。
 2024年5月19日(日)東京ビッグサイトにて開催される文学フリマ東京39に合わせて、恋愛”以外”の別れ話アンソロジー『わかれについてのエトセトラ』を発行します!!


「別れ話」という語からは「恋愛」が連想されがちだけど、「別れ」はどんな関係にも訪れる。その話をしたいし、聞かせてほしい。
小説、詩、エッセイ、手紙、ブックガイドetc etc……さまざまに語られる、恋愛”以外”の別れ話をあつめたアンソロジーです。

【収録作】
「冬生まれの、Mへ」そらしといろ(手紙)
「追ふ」佐々木紺(俳句・エッセイ)
「いつか地層の」平田有(詩)
「縦眼の王の国」くるくる(小説)
「ミサキの逃亡」正井(小説)
「椿堂念珠(略式36Ver.)」(磯崎愛)
「周囲から理解されにくい移籍をしたサッカー選手の推しを懲りずに推し続けている私の話」松本てふこ(エッセイ)
「残響を聞いている」わたぬき(エッセイ)
「別れ話のおはなし」みやさと(ブックガイド)
「なりたかったな」山中千瀬(短歌)
「ミュージック・ビデオ」穂崎円(短歌)
「さよならの断片、あるいは前世の記憶」柳川麻衣(エッセイ)
「コヨーテ」オカワダアキナ(小説)
「来世は貴方になりたいと」青葉える(小説)
(掲載順・敬称略)

【仕様】
B6|142頁|表紙用紙 ゆるチップ(そら)

【頒価】
700円

 友だち、推し、家族、さらには社会や共同体まで、さまざまな「別れ」をあつめた一冊になったと思います。「恋愛”以外”」と銘打ってはいますが、そもそも「恋愛」と「恋愛以外」を明確に区別することはできるのか? と問われれば私は「できないと思う」と答えてしまいそうなところがあり、これって恋愛なんじゃないの? と感じられる「別れ」も含まれているかもしれません。
 素敵な表紙は実駒さんに作成していただきました! 印刷の質感もうつくしく、特殊紙にしっくり馴染んでいて素晴らしいです……。ぜひ、お手にとって確かめてみてください。

 頒布は【し-35 痛覚】(西4ホール)です。
 イベントの詳細はこちらから。なお、一般入場にはチケットの購入が必要です。
 また、BASEでの予約も受付中です。BASEの商品ページでは収録作の冒頭を試し読みできますので、イベントでお求め予定のかたもご覧ください。

 当日はこれ以外にも既刊や委託など、豪華ラインナップでお送りする予定です。
 おしながきとあわせて別記事で紹介しますので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。当日までには更新します!

コメント

このブログの人気の投稿

Aスペクトラムの物語について、最近思ったことなど

文学フリマ東京38 ありがとうございました