文学フリマ香川2に参加いたします
高松市内のホテルで書いております。退勤後そのまま羽田空港に直行してカムチャッカ半島沖の地震による津波、関東地方に台風接近など今週は落ち着かないことが多かったですが、無事にたどりつけてよかった……。
今日は瀬戸内国際芸術祭2025夏会期の初日、そして明後日の日曜日は文学フリマ香川2です!
2025年8月11日(日) 11:00~16:00
高松シンボルタワー展示場 1F
か-5 痛覚
イベントの詳細はこちらから。
おしながきはこちらです。
『海へ』オンデマンド/A6/60頁 500円
『Namárië』レターセット 100円
『わかれについてのエトセトラ』 (アンソロジー)オンデマンド/B6/142頁 700円
『ロータス 新装2版』 オンデマンド/文庫版/420頁 1500円
『日記に幕は下りません』(交換日記)オフセット/文庫版/174頁 800円
『浅い傷 痛覚懐古作品集1999-2019』(エッセイ)オンデマンド/文庫版/70頁 500円
『胡蝶 痛覚懐古作品集2006』(小説)オンデマンド/文庫版/84頁 500円
新刊は『海へ』です。
瀬戸内国際芸術祭2025出展作品のひとつ、イスラエルの作家シガリット・ランダウによる《Capacity》をきっかけに、ヤッファ、地中海、イスラエルという国家が今まさに土地と海とそこに住む人々にしていることなどについて、読んだり考えたりした記録です。
ある意味で現在進行形のできごとを追ったため、書いているあいだにもどんどん状況が変わる難しさがあり、入稿した直後から「あれも書けばよかった」と思うことがどんどん出てきたりもして、拙い部分も多い文章だとは思うのですが……いま、この夏の文学フリマ香川に合わせたいという一心で作りました。私なりの夏休みの自由課題みたいな一冊です。
初めて創作文芸でオフセット本出したとき以来、16年ぶりにくりえい社さんにお願いしました。ベリィパックとかチンドンパックとか健在なんですね……
また、新作ではないのですが、気まぐれに作っていたレターセット『Namárië』を久しぶりに作りました。「さよなら」にまつわる小さなテキスト3篇のセットなのですが、そのうちのひとつ「感情の埋葬」は豊島のボルタンスキー作品《ささやきの森》と《心臓音のアーカイブ》に行ったことを書いているので、持ってきたいなと思い……。便箋にも豊島の写真を使い、自分でいうのもなんですがかなり気に入っています。この夏限定!という感じに仕上がったと思います。
お別れつながりで恋愛"以外"の別れ話アンソロジー『わかれについてのエトセトラ』もあわせてぜひ! この本もですし、定番のラインナップもそうなんですが、東京の外に持ちだす機会がなかなかなくなってしまったので、手にとってみていただけたらうれしいです。
今回ほんとうに楽しみで、こんなにわくわくしながらイベントの準備をするのはいつぶりだろう……というぐらいわくわくしています。なんかもう、おしながき作ったりこういう告知をしたりすることや、イベントに参加することが純粋に楽しいのってほんとうに久しぶりな気がしています。
土曜日は瀬戸芸も回るし! 天気予報の最高気温が何度見ても怖い数字なので、熱中症にだけは気をつけなければ……はしゃぎすぎて日曜日にダウンしたら最悪すぎるからな……。みなさまも無理せずじゅうぶん暑さ対策しつつ、遊びに来ていただけましたら!
お待ちしております。
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