文学フリマ東京38 ありがとうございました
先日の文学フリマ東京に参加されたみなさま、お疲れさまでした。いやー、人が多かったですね……!
ひとりでブース運営していたためあまり出歩けず、開場直後と終了前にダーッと場内を走り回って最低限のご挨拶とお買い物をなんとか済ませる……という感じで、ぶらぶら見て回る的なことがまったくできず……ゆっくり見たい気持ちもあったのですが、ひとりではもうほぼ不可能かも……
今回入手した本は以下です。
『倒錯ロミオ』(おがわさとし)
『兎島にて』(孤伏澤つたゐ)
『世涯ノ兎島ニテ幻覚ヲ見タルコト』(孤伏澤つたゐ)
『平面と立体』(佐々木紺)
『もうずっと静かな嵐だ』(そらしといろ)
『存在のいつ終わるとも知れぬ星々』(壬生キヨム)
『似而非氏との夜』(壬生キヨム)
『蝶』吉屋信子
『クィアフェムによる恋愛ZINE』(水上文、近藤銀河、中村香住、瀬川貴音)
『現代詩手帖 2024年5月号 パレスチナ詩アンソロジー』
(順不同・敬称略)
そんな大盛況のなか、お話してくださったかた、痛覚にお越しくださったかたに心よりお礼申し上げます。ありがとうございました!
二年ぶりに『ロータス』のあるイベントでしたが、物質の存在感的にも頒布数的にも頼もしさがすごかったです。以前に読んだ、と話しかけてくださるかたもいらして、大変うれしく思いました。迷ったけれど新装・増刷してほんとうによかったです。細く長くお届けできたらと思っていますので、ご縁がありましたら手に取ってみてください。
あと『胡蝶』を手に取ってもらえると尋常じゃなくうれしいということがわかりました(笑)いや、読んでいただけるのはどの本でもめちゃくちゃありがたくうれしいのですが、『胡蝶』にはやはり謎の思い入れがあるらしく……ありがとうございます……。
なお、持ち込んだ本はすべてBASEからも入手可能です。『4:00』の残部がほんとうに僅少になってまいりました……!
以前から参加していなかったわけではないですが、いわゆる「商業作家」さん、出版社、書店などのブースも目立つようになりました。それだけ文学フリマがメジャーな存在になったというのもあるでしょうが、商業の市場が閉塞しているからアマチュア主体の場にまで食い込んできているのだな、というのが個人的な印象です。
某文芸誌のブースを見て、あっ商業出版社の編集部が来てもコミティアみたいに「出張」的なことをしてくれるんじゃないんだ、新人賞の攻略本を売りつけられちゃうんだ、我々は「まだ見ぬ才能」ではなくて「ネギをしょったカモ」なんだなあ、そりゃ自費出版は版元にとってはおいしいビジネスだもんな……みたいなことも考えてしまったのですが。
規模が拡大したことで一般参加者にとっては面白くなったのではないか、とも感じましたし、私は基本的にはどんどん場が開かれていくことを望むほうです。そして「開かれる」と「資本化する」はイコールではないんですよね。
痛覚に関して言えば、頒布数「1冊」からスタートしているのでそこより落ちたということはないし、この数年はゆるやかな下り坂とはいえそもそも爆売れしたことがあるわけでもなく、ずっとまったりやっているのですが、一周回ったなあ、という気はします。
初参加がたしか2004年なので今年で20年……わあ~二周回ってるよ! ていうか20周年だよ! 気づいてなかった……
今後のイベント参加予定は、とりあえず2024年12月1日の第39回文学フリマへの参加が確定しています。初の東京ビッグサイト開催……!! 私にとっては二次創作のイベントで馴染みがある会場であり、とうとうビッグサイトで文フリか……という感慨が深いです。これは絶対に出たくて早めにエントリーしたので、ブースを確保済です。せっかくなのでいろいろ持っていきたいし、頑張りたい……!
それ以外にも、文学フリマ大阪に出たい……という気持ちが生まれているんですが、ちょっと家族の都合などもあり、ギリギリまで様子を見て行けそうだったら抽選にトライしようかな~などと思っております。イベント参加だけでなく、ここからいろいろお知らせできることもあるので、追いかけていただけるとうれしいです!
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