第35回文学フリマ東京 ありがとうございました

  先週の文学フリマ東京に参加されたみなさま、お疲れさまでした。春に引き続き「参加ブース数過去最多」という触れ込みでしたが、あいにくのお天気にもかかわらずほんとに盛り上がっていましたね!

 入手した本はこちらです。

『あーしが好きだったのは、』(青葉えるれ)
『俺はお前の運命なんだろ?』(青葉えるれ)
『終わりのある脱毛体験コース』(オカワダアキナ他)
『イサド住み』(オカワダアキナ)
『星間滑翔』(壬生キヨム)
『無人II』
『われらはすでに共にある』
(順不同・敬称略)

 そしてそんななか痛覚にお越しくださったかたには心よりお礼申し上げます。
 あちこちで愚痴ってしまっていますが今年は実生活が厳しいせいで精神的にも物理的にも作文に回す余裕がなかったため、イベント前まではモチベーションがどん底で……なんかもう、出店する意味あるのかな? みたいなテンションでした。
 今も昔もひとりで細々と活動していることに変わりはないのですが、この10年は大きなアンソロジーに関わってそこから名前を覚えてもらえたり、みんなで打ち上げしたり何かとわいわいしていた時期もあったので、勘違いしてしまったというか……「おしながきもなく、プリントアウトした紙の束を会場に持ち込んで製本し、一冊売れたら奇跡だと思っていた頃が懐かしい」とかだいぶ調子に乗った発言だったよなあ……と、また「一冊売れたら奇跡」の感じに戻った今はしみじみ思います。
 たくさんの人に手にとってもらいたい、読んでもらいたい、という気持ちは当然いつもあります。だからといって「営業戦略」的なことを考えるのもしんどく……これはもうほんとに私という個人の適性の問題なので、やりたい人・やれる人はバンバンやったらいいと思うけれど、私はあんまりそういうことに意識を向けるのが楽しくないので……私ひとりで完結している、趣味でやっていることくらい好きなようにさせてくれよというか……
 そんなことをひとりでぐるぐる考えて落ち込みながらの参加だったのですが、当日は思いがけずうれしいことがたくさんあり、やはり来てよかったなあと噛みしめながら帰宅することができました。毎回いらしてくだるかた、久しぶりにお会いできたかた、15年以上前にサイトを見てくださっていたというかた、前回のイベントで見かけて本を買って今回も偶然見かけて立ち寄ってくださったかた、などなど、ほんとうにありがとうございます。
 続けられるうちは続けよう、と前向きになれました(在庫もまだあるし……)

 次回のイベント参加予定は第2回 日記祭です。

 2022年12月11日(日) 11:00~17:00
 BONUS TRACK 広場

 下北沢と世田谷代田のあいだにあるBONUS TRACKという「あたらしい商店街」に店を構える日記専門店「日記屋 月日」さん「主催のイベントです。店頭にも置いていただいている『日記に幕は下りません』を持っていくつもりです。
 近くには本屋B&Bさんもあり、日記屋 月日さんをはじめ個性的なお店が並ぶ魅力的なスペースなので、たぶんその場にいるだけでもかなり楽しいと思います。
 ぜひ遊びに来ていただければ幸いです!


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