第35回文学フリマ東京に参加いたします

  5月に春の文学フリマ東京参加の告知をして以来の更新です。夏にはこれまで20年近く使っていたロリポップサーバのウェブサイトからこのブログにオンライン上の拠点を移し、11月には『ロータス』総集編刊行十周年を前にして在庫がなくなり、いろいろ書きたいことはあったのですが……まじで……身辺がバタバタしており……この歳までのほほんと回避してきたもろもろの「責任」が職場でも家庭でも襲いかかってきて、すり潰されておりました……

 気がついたら2022年も残すところあとひと月ちょっとですが、とりあえず生きております。文学フリマ東京にも参加します!

2022年11月20日(日) 12:00~17:00
東京流通センター 第一展示場+
第二展示場Eホール
F-09 痛覚

イベントの詳細はこちらから

 おしながきはこちらです。


『Namarie』 コピー/レターセット 100円
『日記に幕は下りません』 オフセット/文庫版/174頁 800円
『胡蝶 痛覚懐古作品集2006』オンデマンド/文庫版/84頁 500円
『浅い傷 痛覚懐古作品集1999-2019』オンデマンド/文庫版/70頁 500円
『飛ぶ夢をみたことがない』 オンデマンド/文庫版/84頁 400円
『4:00』 オフセット/文庫版/44頁 300円

 おおむね前回と同じラインナップです。

 新作は『指輪物語』に登場する上のエルフたちのことばで「さようなら」を意味する『Namarie』です。私の個人的な別れにまつわるテキスト「七年」「あおのはなし」「感情の埋葬(あなたの名前を書けなかった話)」の三つをポストカード・A5・B5の三種類の紙に刷り、封筒に入れて手紙の形でお届けします。

 目玉は前回に引きつづき笠木拓さんのとの交換日記本『日記に幕は下りません』です! 前回のイベントでもたくさん手にとっていただいたのですが、ほんとうにいい本なのでぜひお読みいただけたらと思います。今回の持ち込み分にもおまけペーパーがつきます。

 90年代半ばのライヴハウスと現実逃避の小説『胡蝶』、ささやかな生きづらさを集めたエッセイ集『浅い傷』の懐古本2冊もよろしくお願いいたします。『胡蝶』はファンタスブラック、『浅い傷』はファンタスレッドの表紙がたいへん気に入っているので、捲ってみるだけでもぜひに。

 中性的・廃墟・世界の終わり・夢・雨あたりがキーワードの掌編集『飛ぶ夢をみたことがない』、ガールズバンドの淡い三角関係『4:00』もどちらも気軽にお読みいただけるボリュームです。

 そのほか、こちらにも書かせていただいております。

『貝楼諸島へ』犬と街灯 F-16

 2冊組の島アンソロジー『貝楼諸島へ』『貝楼諸島より』の『貝楼諸島へ』のほうに「海の楼」という架空の旅行記を掲載していただいています。前回イベントではあっというまになくなってしまったとのことで、要チェックです!

 東京文フリはこのところ毎回のように「参加ブース数過去最多」を謳っている印象で、前回も「これが1000ブース超の規模感か……」と圧倒されたのですが、今回はなんと1400ブースだそうです。書店や版元、いわゆる「プロ」の書き手さんの参加も多そうで、もう間違いなく盛り上がるだろうと思います。

 それでは明日、お会いできましたら幸いです。


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